太陽光発電量 2012年の5.5倍に 永続地帯~2015年度版報告書

他の再エネへのFIT効果は依然不十分
電力の小売りが2016年4月から全面的に自由化された。
話題としては「電気料金がどれだけ安くなるか」という観点が中心となっているが、「どのようなエネルギーで発電されている電気なのか」ということも重要なポイントだ。
千葉大学倉阪秀史研究室と認定NPO法人環境政策エネルギー研究所が毎年まとめている〝永続地帯〟研究の最新版(永続地帯2015年度版報告書)によると、15年3月時点の太陽光発電による発電量が、12年3月以降の3年間で5.5倍になったことが分かった。
バイオマス発電も対前年度比30.0%の伸びを示したが、一方で、風力発電は0.4%の減少。地熱発電と小水力発電もほぼ横ばいで、太陽光以外のFIT(固定価格買取制度)の効果が依然として十分には表れていない現状も浮き彫りになった。

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